相続の事前準備が必要なわけ

 多くの方は、亡くなった後、残されたご家族を心配し「お金」の対策をしています。

 「生命保険」のことですね。

 ところが、私たちは亡くなった後、残されたご家族の「人間関係」の対策をあまりしていないように思われます。残されたご家族が揉めないための対策こそが「相続の事前準備」です。

 そこで、本ページにおいては相続の事前対策の必要性を感じ取ってもらうため、相続のトラブルに関するデータを掲載いたしました。本ページをご覧いただき、少しでも相続の事前準備に興味をお持ちいただければ幸いです。

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【本ページの目次】

 

相続対策の必要性

 多くの方が、相続のための事前対策については必要ないと考えていらっしゃいます。

「もめるような大きな財産が無いから」

「子どもたちの仲がいいから」

 しかし残念ながら、「もめるような大きな財産」でない金額で、「仲がよかった」子どもたちの関係が壊れてしまうという可能性があります。

 資料1の円グラフをご覧ください。相続人同士の話し合いでまとまらず、調停まで持ち込まれた案件の金額の割合についてですが、5000万円以下のものが、全体の75.9%となっております。決して「もめるような大きな財産」が無くても、揉めてしまう可能性があるのです。

平成27年度遺産分割事件金額別割合

 

 続いて、資料2をご覧ください。相続人同士の話し合いでまとまらず、裁判所に持ち込まれた遺産分割の事件数、すなわち相続トラブルに発展した件数についてです。

 平成23年には10,793件であたった事件数が、平成27年には12,615件まで増えており、約16.8%増加しています。

遺産分割事件数の推移

 

 当事務所では、当初、この数値は高齢化の影響で亡くなられた方の数が増えているため、それに比例して相続トラブルの件数も増えているのではないかと考え、同時期の死亡者数についても調査いたしました。

 調査の結果、死亡者数については、平成23年が1,253,066人、平成27年には1,290,444人となっており、同時期の死亡者数は約3.0%の増加に留まっておりました。(死亡者数の出典:厚生労働省「人口動態統計の年間推計(平成24年版及び平成28年版)」)

 すなわち、死亡者数の増加割合に比べ、相続トラブルの増加割合は大幅に増加しており、相続トラブルは以前に比べ身近なものになってしまっているということが分かりました。「子どもたちの仲が良いから」と言って何も事前対策をしなかった結果、相続トラブルが起こってしまい、子どもたちの仲が疎遠になってしまうことも十分に考えられるのです。


さあ、相続の事前準備をしていきましょう!

 本サイトでは、相続の事前準備として、エンディングノート」「遺言」「民事信託」の3つの方法のご説明をさせていただいております。

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